この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。
Windows Virtual Desktop への接続クライアントの version 1.2.1526 のアップデートと新機能の紹介です。今回紹介する 1.2.1526 ですが、”Added support for the screen capture protection feature for Windows 10 endpoints. To learn more, see Session host security best practices.” とのことで、物理デバイス側でのスクリーンショットの使用を制限できる機能のようです。 VDI を利用する目的として情報漏洩対策がありますが、物理デバイス側にデータを持たせないことに加えて画面のキャプチャの防止も出来るということでよりセキュリティを強化することが可能となりました。 これまでは物理デバイス側に画面キャプチャを防止するツールの導入が必要でしたが、それが Windows Virtual Desktop として一元提供されるということで大きなアップデートになったのではと考えます。
まずは Microsoft Docs の What’s new のページからアップデートされた内容を確認していきます。
2020/12/15 公開の1.2.1526 (Insider) にスクリーンショットに関する機能追加が紹介されています。こちらは 先行リリースの Insider ですが、通常ですと2週目の水曜日にInsider、第4水曜日にPublic が提供されます。今月の第4水曜日は 12/23 だったのですが Public のリリースは遅れているようです。
それでは、Insider バージョンとなる 1.2.1526 をインストールしてみます。 Microsoft Docs からインストールモジュールをダウンロードします。
“次へ”をクリックします。
即時にインストールが開始されます。
1分もかからずにインストールは完了します。
バージョンが 1.2.1526.0 に更新されたことが確認できます。
今回はここまでとします。 スクリーンショットの防止機能については別記事で具体的に紹介します。
以上