この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。
Windows Virtual Desktop を検証しようとクライアントから接続するのですが以下のエラーでログイン出来ません。
エラーが発生するまでの流れですが、
① クライアントからリソースをダブルクリック
② Active Directory Domain Service の資格情報を入力
③ 接続中
④ 認証エラーが発生
詳細を開いた画面。 エラーコードは “0x0″。
エラーコードをコピーした内容。
[Window Title] リモート デスクトップ [Content] 認証エラーが発生しました。 パッケージに提供された資格情報は認識されませんでした リモート コンピューター: win10-2004-0.m.bigriver.jp [^] 詳細の非表示(D) [OK] [Expanded Information] エラーコード: 0x0 拡張エラーコード: 0x0 タイムスタンプ (UTC): 2020-12-29T01:17:39.750Z アクティビティ ID: bd518584-7a0c-4fb7-8fbc-12730c3d0100 コピーするには Ctrl+C を押してください。 |
切り分けとして、クライアントアプリケーションを再起動します。 過去に、複数のクライアントアプリケーションが起動して正常に動作しなかったことがあったためです。 アプリケーションはタスクトレイなどにもあるので漏れなく終了します。
タスクマネージャからも終了出来ているか確認し、残っている場合は終了します。
再度クライアントを起動し、接続しますが同じく認証エラーで失敗です。 クライアントアプリケーションが原因ではないようです。
次に、そもそも対象の仮想の Windows 10 にサインイン出来るのか、WVD 以外の方法から接続およびサインインを行えることを確認します。
Azure 上の Domain Controller となっている Windows Server 2019 から Windows 10 にリモートデスクトップでサインインします。 問題なくサインイン出来ました。 この結果から、アカウントが無効となっていないこと、また、Windows 10 に問題が起きていないことも確認できました。
仮想の Windows 10 でイベントログを確認しましたが特に WVD での接続失敗を示すエラーログはありません。
最終的に解決しました。 資格情報の入力画面でアカウント情報だけの場合上記のエラーとなっていました。 ”<ドメイン名>\<アカウント名>” や UPN 形式で指定することでサインイン出来ました。 100% の自信は無いのですが、以前はアカウント名だけで進めたはずだったのですが・・・。
以上