この記事は Alibaba Cloud の日本サイト の環境（ドキュメントやアカウント、そのアカウントでの検証結果）に基づいて記載しています。 日本サイトと国際サイトでは各プロダクトごとに提供機能が一部異なることがあります（そのほとんどは国際サイトの方が日本サイトよりも多機能になっている）。記事の内容は適宜最新化する予定です。
Alibaba Cloud DNSはGeo DNS機能を提供しています。 DNSクライアントが位置する地域（アジアやヨーロッパなど）、そして国単位を識別し、応答レコードを制御することが可能です。
今回は国単位のGeoDNSを利用する場合に具体的に対応する国名を紹介したいと思います。
公式サイトのドキュメントでは以下の通りで31か国の国名が記載されている。
The following world lines are available:
https://www.alibabacloud.com/help/doc-detail/58247.htm
・Asia, Australia, North America, South America, Europe, and Africa
・Australia, New Zealand, Malaysia, UAE, Thailand, Singapore, Vietnam, Japan, Hong Kong, Taiwan, Macau, Myanmar, Maldives, Nepal, India, Saudi Arabia, South Korea, Philippines, Indonesia, Laos, Cambodia, Mexico, Argentina, Canada, United States, Brazil, Switzerland, Spain, France, Russia, and Sweden.
実際の設定画面で何カ国に対応するのか確認する
結論、87か国に対応していました。
Aレコード制限の上限90の意味があったことが確認できました。 Alibaba Cloudは現在19リージョン利用可能なわけですが、クライアントの場所（87か国）に応じて、Aレコードの応答を変えることで接続先をかなり柔軟に制御できることがわかりました。 もちろん、オンプレミスやその他クラウドサービスのホストのIPアドレスを応答しても問題ありません。
実際の画面で確認した結果を紹介します。
オセアニア地域は、オーストラリア、ニュージーランド、パラオ、フィジーの4か国。
北米地域は、カナダ、アメリカ、メキシコの3か国。
アフリカ地域は、ナイジェリア、セイシェル、南アフリカ、ガーナ、エジプト、カメルーン、モロッコ、アンゴラ、アルジェリア、コートジボワール、ケニア、セネガルの12か国。
ヨーロッパ地域は、チェコ、リトアニア、デンマーク、スウェーデン、ポルトガル、アイスランド、オーストリア、ロシア、スロベニア、イタリア、ルーマニア、オランダ、ベルラーシ、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ドイツ、クロアチア、ベルギー、スイス、アイルランド、ブルガリア、スペイン、フランス、イギリス、フィンランド、ウクライナの27か国。
アジア地域は、パキスタン、ラオス、マレーシア、イラク、ネパール、台湾、クウェート、インドネシア、トルコ、サウジアラビア、モンゴル、ウズベキスタン、韓国、マカオ、タイ、シンガポール、モルディブ、フィリピン、北朝鮮、カンボジア、インド、レバノン、ミャンマー、カタール、イスラエル、カザフスタン、アラブ首長国連邦、香港、日本、ベトナム、イランの31か国。
南アメリカ地域は、ペルー、アルゼンチン、エクアドル、パラグアイ、コロンビア、ブラジル、ベネズエラ、ボリビア、ウルグアイ、チリの10か国。
以上
