ApsaraDB RDS のバージョンアップ(2024年4月)

ここ2年ほど会社の仕事が忙しすぎてを言い訳にこのブログでWordPressで使っている RDS のメンテナンスを怠っていたことがわかりました。

Alibaba Cloud のコンソールで久々に RDS を見てみると現在のバージョン(Current Version)は rds_20221231、最新バージョンは rds_20240131と1年以上バージョンアップを放置していました。(前回の更新は2023年4月) この RDS 自体はインターネットに公開しているものでもないためセキュリティ的なリスクはそこまで高くないとは考えていますが Bug Fix などもあるでしょうしタイムリーにバージョンアップするべきではありました。 ということでこの記事では RDS のバージョンアップの作業記録を紹介します。

まず、バージョンアップの選択肢を確認します。 最新の rds_20240131 以外にも4世代ほどこの1年ちょっとで提供されていたことがわかります。 基本的に最新にバージョンアップします。 闇雲に最新にあげるということではなく一通り Alibaba Cloud が提供している RDS のリリースノートを確認した上で最新の20240131 に制約や制限がないことを確認したうえでの判断となっています。

また、以下の通り注意事項の説明があります。 私のインスタンスはシングル構成ですがシングルの場合30秒のRDSへの接続断が発生するとのこと。 またアプリケーションからも自動再接続でうまくいかない場合は手動で再接続しましょう、とのこと。

Minor engine version updates require the binlog upload feature.When you update the minor engine version of an instance, the instance is restarted, and a transient connection that lasts approximately 30 seconds occurs. We recommend that you update the minor engine version during off-peak hours.
Make sure that your application is configured to automatically reconnect to the instance. Otherwise, you must manually reconnect your application to the instance.

一番の注意ポイントかもしれませんが、以下の画面で OK をクリックすると即座にバージョンアップの処理が開始されます。 本当に実施しますか?的な確認はありません。  

最終的に10分かからずに正常にバージョンアップは終了しました。 

バージョンアップ後もこのブログのWordPressも問題なく動作していることを確認できました。

以上