Alibaba Cloud ECS のコンソール画面がリニューアルしたようです。 何時から変わったのかはちょっとわからないのですが、変わっていました。
ECSの管理画面の左下にさりげなく”新バージョン” とあります。
拡大するとこのような感じです。
それでは試してみましょう。”新バージョン”をクリックします。 トップページ(概要)ですが、 左側のメニュー構成の表記方法が多少変わっています。 右側ボタンの青色が多少濃くなりましたね。 それ以外は概ね同じに見えます。
Before/After は以下の通りです。 元のメニューを踏襲しつつ、Resource OrchestoratorやApsaraDB for RDS、Object Storage Service、ロードバランサー、Cloud Monito、Data Management Serviceなどのショートカットが追加されています。
2点ほど気になる項目があります。 “クラウド移行ツール”と”Data Management Service”です。
まずは”クラウド移行ツール”にアクセスしてみます。
”Thank You for Using Server Migration Center (SMC)”とのことで、新サービスのようです。
日本サイトのドキュメントセンターを確認しますが該当するプロダクトは見つかりません。 国際サイトも確認しますが、見当たりません。
とりあえず進めてみます。中国語交じりなのと” Server Migration Center is in the beta phase. Any suggestions and comments are welcome. Thank you very much for your support. ”に記載のとおりベータ版とのこと。
このSMCの探索?はここまでにします。
次は”Data Management Service”にアクセスしてみます。 こちらも日本サイトのドキュメントセンターには該当プロダクトは見つかりません。 SMCとは異なり国際サイトにはドキュメントがありました。
Data Management Service (DMS) allows you to manage Linux servers, NoSQL databases, and relational databases, such as MySQL, SQL Server, PostgreSQL, MongoDB, and Redis. It is an all-in-one data management service that supports data management, structure management, access security, BI charts, data trends, data trace, performance trends and optimization, and server management.
https://www.alibabacloud.com/help/doc-detail/47550.html?spm=a2c5t.11065259.1996646101.searchclickresult.22511c71eHc1GJ
DMSは様々なDatabaseのデータ、構造、アクセスセキュリティ、BI Charts、Data trends、パフォーマンス、最適化、そしてサーバの管理を行えるサービスとのこと。 わかるようでちょっとイメージ出来ません。
ドキュメントのFeaturesに機能の概念図がありました。 Microsoft SQL Server のManagement Studio (BIがあるのでEnterprise Edition)に似ていると思いましたが、 SQL Server のManagement Studio はあくまでSQL Server のUIであることに対して、このAlibaba Cloud Data Management Service (DMS) はNoSQLを含む異なるアーキテクチャのDatabase に対して一元的な管理機能を提供するという点でSQL Server のそれとは全く別のシロモノといえます。
どこまでどんなことが出来るのか興味が出てきました。 試してみます。 ECS の管理コンソールのメニューから”Data Management Service”をクリックします。
”Add datasorce”の画面から始まります。
とりあえず東京リージョンを自身のMySQL Database を追加することにします。しかし、リージョンのリストボックスでリージョンを選択できません。
結論、まだ利用できないようです。
利用可能なプロダクトがどんどん増えているAlibaba Cloud ですが、ちょっとだけ未来を先取り出来たようです。 正式リリースとドキュメント提供を待つことにします。