Windows Virtual Desktop #12 Session hosts を追加する

この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。

すでにある Host pool に仮想マシンを追加します。 Spring 2020 ではAzure Portal から追加が可能となっています。

Azure Poral にサインインし、Session hosts の管理画面に移動します。

“Add” をクリックします。

エラーで実行できません。

“A registration key must be set up before adding a new VM to host pool bigriver-hs”  とのこと。 新しい仮想マシンを追加する前に”registration key” を事前にセットアップしておく必要があるとのこと。

エラーメッセージはリンクになっているのでクリックします。

“Generate new key” を実行します。

有効期限を設定し、”OK” をクリックします。

“registration key” が生成されました。

Session hosts の追加に再チャレンジします。

”Add” をクリックします。

”Basics”の画面では何も変更できません。 既存のHost pool に追加するのですから当たり前といえば当たり前ですよね。

“Next: Virtual Machine” をクリックします。

”Virtual Machines” では仮想マシンのロケーションと関連したVNETの指定、ドメイン参加のアカウント、そして台数を指定します。 仮想マシンのタイプは変更できません。

今回は10台追加をテストしてみます。

“Tags” は必要に応じて設定します。

このあとReview + Create を実行します。 エラーで失敗しました。

“Validation failed, Required information is missing or not valid.” とのこと。 

詳細を確認すると”The template deployment ‘AddVMsToHostPool-XXXX-XXX-XXX-XXX-XXX-deployment’ is not valid according to the validation precedure. The tracking id is ‘XXXx-XXX-XX-XX-XXX’. See inner erros for details”とのこと。

このサブスクリプションのVM 数の上限に達した可能性があります。 このサブスクリプションは上限は既定の少ないままでした。

Azure Portal からSubscription の Usage + quotas を確認します。 リージョンのvCPU とBS タイプのvCPU の上限が”10″です。 すでに4使っていて、ここに4vCPU のVM を10台追加することはできません。

とりあえず Host pool へ追加する台数は1台でやりなおします。

今度は”validation” に成功です。 追加処理を開始します。

約10分で展開が完了しました。

2台目が追加されました。

追加した仮想マシンにもサインイン出来ることも確認できました。 なおLoad balancing は”Breadth-first”に設定し、何回かサインイン、サインアウトを繰り返して追加した仮想マシンへのサインインを確認できています。

また、追加だけではなく削除もAzure Portal から実行できます。 

今回は一番最初のhost pool 作成と一緒に作成した仮想マシンを削除します。

削除する仮想マシンをクリックします。

“Remove” をクリックします。

“OK” をクリックします。 説明文にあるとおりここでSession host を削除しても仮想マシンの実体は削除されません。 手動で削除する必要があります。

2台のSession host が1台になりました。

なお、すべての仮想マシンを削除することも可能です。  host pool 自体を削除するときにはすべてのSession host の削除が必要ですし、Spring 2020 ではhost pool とSession host の追加は独立して行うことが出来るの非常にわかりやすく、かつ管理しやすくなったと思います。

Host pool へのSession host の追加ですがマニュアルを見ることなく直感的に作業が出来ることを確認出来ました。 また、追加だけではなく削除も簡単に実行可能です。 Fall 2019 からここら辺の管理性は大きく改善されたかなと。

今回の記事はここまでとします。