Windows Virtual Desktop #22 ADDSでWVD展開 ~DNS設定編~

この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。

前回までの記事でAzure 上のVirtual Machine に Active Directory Domain Services の構築が完了しました。 今回の記事ではWindows Virtual Desktop での利用に備えてVNet のDNS の設定を変更します。 VNet 上に展開するWindows 10の仮想マシンが今回作成した DNS サーバを参照するように設定します。 赤枠部分の設定です。

Azure Portal からVNet のリソースに移動し、”DNS Servers” をクリックします。

“Custom” を選択します。

今回追加したActive Directory Domain Services のサーバ(DNS サーバも兼任している)のIP アドレスを指定し、”Save” をクリックします。

DNS サーバの個別指定は上記のVNet 共通で設定する以外にも仮想マシンの仮想NIC 単位でも指定は可能です。 ただ今回やりたいことはWindows Virtual Desktop で展開するWindows 10 が参照するDNS サーバの指定となるためVNet 共通で指定しています。 どうしても特定のホストのみ別のDNS サーバを指定したい場合などはNIC 単位で指定することはあるとは思います。

以下のNIC でのDNS 設定のスクリーンショット。

動作の確認には別の仮想マシンのデプロイが必要なためここでは省略します。

今回のVNet でのDNS 設定変更に関する記事は以上です。