この記事のWVDは”Windows Virtual Desktop Spring 2020 Release”が対象です。
1週間遅れですがリモートデスクトップクライアントを最新化します。 以前の記事でお伝えしている通り、リモートデスクトップクライアントは月に2回の定期更新があります。 第2火曜日がInsider User Group、第4火曜日がPublic User Group です。 基本はInsider User Group のバージョンがスライドしてPublic として提供されます。
Microsoft Docs のWhat’s new のサイトで変更内容などがアナウンスされています。
今回の更新内容は以下の通り。 ①と②は地味な機能改善、③~⑥は問題修正です。 一つ前の1.2.1026 であった接続情報(クライアント側でLatencyや帯域やフレームレートを確認できる機能)の追加のような大きな機能追加はありません。
- Updated the automatic discovery logic for the Subscribe option to support the Windows Virtual Desktop Spring 2020 update. Customers with only Spring Update resources should no longer need to provide consent for the Fall 2019 release.
- Spring 2020 の購読の自動検出が有効化。 Spring 2020 のユーザはFall 2019 への同意は不要とのこと。 うーん、具体的にどういうことなのかイメージがつかず。 Fall 2019 についてリモートデスクトップクライアントで同意する場面があったかどうか思い出せず。
- Improved support for high-DPI devices with scale factor up to 400%.
- 最大400%の倍率のHigh-DPI のサポート
- Fixed an issue where the disconnect dialog didn’t appear.
- 切断ダイアログが表示されない問題を修正。 過去に何度か何もメッセージが無く切断された事象のことでしょうか。 ちゃんと切断されたことをその理由も含めてレポートしてくれるとありがたい。
- Fixed an issue where command bar tooltips would remain visible longer than expected.
- コマンドバーのtooltips が想定よりも長く表示される問題を修正。
- Fixed a crash when you tried to subscribe immediately after a refresh.
- 更新直後に購読するとクラッシュする問題を修正
- Fixed a crash from incorrect parsing of date and time in some languages.
- 一部の言語での日付と時刻の誤った処理の問題を修正
早速更新してみます。 ”リモートデスクトップの最新バージョンに更新します” をクリックします。
またはバージョン情報を確認した上でその画面から更新するのもよいです。
リンクをクリックすると即座にWindows インストーラーが起動し実行されます。 1分もかからず更新は終了します。
バージョンが”1.2.1026.0 (x64)”から”1.2.1104.0 (x64)” に更新されました。
WVD の仮想のWindows 10 にも問題なくサインインできました。 青い画面が仮想のWindows 10 です。
以上