AWS 認定試験 DOP-C01 を受験した話

2021年4月29日、AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP) を受験しました。 先週末に受験した AWS Certified Developer – Associate (DVA) と AWS Certified SysOps Administrator- Associate (SOA) 、AWS Certified Solution Archited – Professional(SAP) に続いて(その話はこちら)、無事合格となりました。 

受験結果

受験結果です。

試験コード試験名受験日結果点数
DOP-C01AWS Certified DevOps Engineer – Professional2021/4/29合格801

試験終了のボタンを押す時、今回は不合格だなー、次回頑張ろうと思ったのですが、予想外に合格でした。 

スキル・経験

  • AWS の実務経験はほぼ無し
    • 他クラウド(Alibaba Cloud や Azure や GCP など)を提案する中で競合や元システムが AWS なこともあり、そういう場合は都度調べたりはする(ドキュメントから調べることは出来る)
    • AWS の見積りもドキュメントを見ながら作成できる(パブリッククラウドならではの観点は把握している)
    • 実務で AWS のシステムを導入したり運用したことはない
  • AWS の操作の経験はほぼ無し
    • AWSに関する研修を受けたことが無い
    • EC2 と VPN Gateway を構築したことはある (Alibaba Cloud との接続検証のために構築。こちらの記事とか)

一方、パブリッククラウドのスキル・経験は以下の通りです。 

  • パブリッククラウドの プリセールスとデリバリは3年半の経験
  • (AWS に似ている) Alibaba Cloud は良く知っている
    • Alibaba Cloud の認定資格を複数取得
    • 2020年Alibaba Cloud MVP Diamond Tier にも認定されている (今年はまだ Gold Tier)
  • Microsoft Azure も基礎は出来ている
    • Azure のすべての認定資格を取得済 (記事
    • 見積作成、使用や制限の調査、移行プランの検討、それらを踏まえて提案はおおむね実施できるレベル
    • とは言いつつ、Azure もほとんど触っていないので資格だけ持っているペーパードライバーみたいなものですが・・・
  • GCP も基礎は出来ている
    • 認定資格 “Professional Cloud Architect” も取得済
    • 見積作成、使用や制限の調査、移行プランの検討、それらを踏まえて提案はおおむね実施できるレベル

4大クラウドとなる Alibaba Cloud 、Azure、GCP、他にも自社が扱う3つのクラウドについてはそれぞれの特徴は把握しており、見積作成、お客様への提案、デリバリも不自由なく実施出来るのが現状と言えます。 その過程でリーダとなる AWS が提唱するXXX原則や Well-Architected なども自然と身についていました。

また、クラウドの世界に身を投じる3年前まではお客様対応の SE を17年続けていました。アカウントSEやフロントSEという役割だったので特定領域に特化することなくすべての技術領域の提案や構築、運用を実施してきました。結果として Alibaba Cloud にせよAzure にせよ GCP にせよ、そしてAWSにしても、そのIaaS / PaaS / SaaS を構成するソフトウェアや技術の大半は自分で設計、構築してきた経験を持っていたりします( AI や 機械学習は今チャレンジしている領域ではあります。)。

試験の準備・対策

DOPーC01 試験についての対策なのですが、今回、何も準備を行わずの受験でした。 4/17 に SOA/DVA、4/19 に SAP を受験していたこと、それら3つの試験・認定と対象の領域が重複しているということからとりあえず準備無しで受験し、不合格だった場合はわからなかった領域を勉強しようと考えました。 ただ、結果として合格でしたがタマタマ受かってしまった感じです。。。

なお、SOA/DVA/SAP では以下の通り試験の準備を行ってきました。

試験コード実施した対策対策の効果
SOA-C01・Udemy の問題集を3時間
・問題集は65問×4セットあったが、3時間だと2セットしかできず
・問題集に出てくる用語、機能を公式ドキュメントで確認
・細かい操作、具体的な操作の問題は考え方、AWSの雰囲気、感覚を把握するところまで
・基本的に問題集と同じ問題はでないが、問題集に出てくる用語や機能を理解していれば何とかなる
・何とかならないものも多々あり。 この SOA-C01 は具体的な操作や設定を問う問題が結構あり、そういう問題は AWS を触っていないと難しい印象
DVA-C01・基本的には SOA-C01 と同じ
・勉強時間は2時間、65問を1セット
・基本的には SOA-C01 と同じ
SAP-C01・リックテレコム社の “AWS認定ソリューションアーキテクト -プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説” の電子書籍版
・前回受験時に実施出来なかった模擬試験を解説見ながら、わからない用語、機能を確認
・勉強時間は3時間
・SOA-C01 と DVA-C01 と違い、具体的な設定内容や手順に問われるような問題はほぼなく、左記の本に書いてあることが理解できていれば合格できる

準備無く合格しているのでこの試験の合格に向けたアドバイスや助言など出すのは難しい状況です。 他の人のインターネット上の受験記などを見る限り、DevOps 領域の技術力を高めることで試験の合格に近づく、その為には Black Belt やマニュアルの読み込み、実環境での経験(業務だったり、講習だったり、自習だったり)をコツコツと積み重ねることが必要なのだと思います。 私はタマタマ受かっていますが、それは 20年超のSE 経験、直近3年での Alibaba Cloud / Azure / GCP の経験、特に AWS に似ている Alibaba Cloud の経験があったからだとは考えています。 

今後について

とりあえず、専門知識の11つの認定に5月にチャレンジする予定です。 普段全く触らない AWS に急いでチャレンジしていく理由ですが、自分の仕事環境の変化があります。 この春からパブリッククラウドのプリセールス、デリバリーから片足以上抜けて違う領域を担当することになりました(パブリッククラウドも扱いますがより上位のレイヤーがメインへ)。 パブリッククラウドを主戦場にして3年半、その成果を何か目に見えるものとして形にしたいということがあります。 別の記事に書く予定ですが、4大クラウドとなる Alibaba Cloud 、Azure、GCP、AWS の主要資格を全部取得を目指していきます。

以上