Azure の資格を全部とった話(現在11認定)

Azure の資格を全部とった話をまとめます。  このブログはタイトル通りAlibaba Cloud が中心ではあります。 ただAzure を扱うことが増えてきていること、実環境を触れる時間が少ない中、資格取得で外形的な知識をまずは獲得しようということが背景にありました。 あとAWS でよく11冠達成!などと書いているブログを見てそれをマネしたいということもありました。

今回は取得した認定と全体的なメリットをまとめています。 各認定の詳細についてはそれぞれ別の記事として書いています。

あとタイトルでは”全部”と書いていますが以下の Fundamental 未認定です。  

  • Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals
  • Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals

なお、2021/2/13 現在、Azure に関する認定は総数は 12 となっています (Fundamentals を除いて)。 私は現在 11認定なので “全部とった話” は過去のものとなりました。 新しく登場した AZ-600 : Microsoft Certified: Azure Stack Hub Operator Associate にも近日中にチャレンジしようと考えています。

1. 取得したAzure 認定

1.1. Azure に関する認定の種類

マイクロソフトのWeb サイト からAzure でフィルターした際にリストアップされる認定は以下の15個です。 Fundamentals を除くと12個の認定があります。

最後に追加されたのは私も未取得のAZ-600 : Microsoft Certified: Azure Stack Hub Operator Associate となります。

表にしました。

カテゴリ認定対応試験
ExpertMicrosoft Certified: Azure Solutions Architect ExpertAZ-300
AZ-301
ExpertMicrosoft Certified: Azure DevOps Engineer ExpertAZ-400
AssociateMicrosoft Certified: Azure Administrator AssociateAZ-204
AssociateMicrosoft Certified: Azure Developer AssociateAZ-120
AssociateMicrosoft Certified: Azure Database Administrator AssociateDP-300
AssociateMicrosoft Certified: Azure Data Scientist AssociateDP-100
AssociateMicrosoft Certified: Azure Data Engineer AssociateDP-200
DP-201
AssociateMicrosoft Certified: Azure AI Engineer AssociateAI-100
AssociateMicrosoft Certified: Azure Security Engineer AssociateAZ-500
AssociateMicrosoft Certified: Azure Stack Hub Operator AssociateAZ-600
SpecialityMicrosoft Certified: Azure for SAP Workloads SpecialtyAZ-120
SpecialityMicrosoft Certified: Azure IoT Developer SpecialtyAZ-220
FundamentalsMicrosoft Certified Azure FundamentalsAZ-900
FundamentalsMicrosoft Certified: Azure AI FundamentalsAI-900
FundamentalsMicrosoft Certified: Azure Data FundamentalsDP-900

1.2. 認定の取得状況

2021年2月13日現在、Azure の以下の11認定を受けています。Fundamentals の AZ-900 を含めると 12 の認定です。 また、Microsoft 365 についても Expert まで認定されました。 表を Azure と Microsoft 365 の2つに分離しています。

Azure

Date試験認定個別の
記事
2020/9/5DP-300Azure Database Administrator Associate
2020/8/15AZ-120Azure for SAP Workloads Specialty
2020/8/8AZ-900Azure Fundamentals
2020/6/13AZ-220Azure IoT Developer Speciality
2020/2/8AZ-400Azure DevOps Engineer Expert
2020/2/1DP-200
DP-201
Azure Data Engineer Associate
2020/1/26AZ-203Azure Developer Associate
2020/1/25AI-100Azure AI Engineer AssociateURL
2020/1/5DP-100Azure Data Scientist AssociateURL
2020/1/5AZ-500Azure Security Engineer Associate
2019/6/14AZ-302Azure Solutions Architect ExpertURL
2019/6/14AZ-102Azure Administrator AssociateURL

Microsoft 365

Date試験認定個別の
記事
2020/10/3
2020/10/4
MS-100
MS-101
Microsoft 365 Certified: Enterprise Administrator ExpertURL
2020/10/3MS-500Microsoft 365 Certified: Security Administrator Associate
2020/8/8MS-900Microsoft 365 FundamentalsURL

Azure の認定についてバッチを並べると以下の通り。   MCSA は70-533、70-535を取得した時の認定です。 

MCSAというと昔々、7つのMCP試験を受験しMCSE 認定を取得したことを思い出します。Windows Server 2000から始まり2003,2008あたりまでは継続しましたが2012はMCSA どまり、2016はMCP すら未受験です。 

今のAzure は1つないし2つの試験で認定を取得出来ます。 正直、楽で簡単になったなとも思ったりします。  Azure の1つの認定の取得が昔のMCPの1つ分、Azure の9認定の取得がMCP×7で認定されるMCSE に相当するというのが実感です。 それは受験にかかる労力や知識量を比較してということです。 直観的にはそうなのですが、冷静に考えたとき Windows Server OS を中心としたMCSEより OS だけではなく Azure 上のネットワーク、IaaS や PaaS 、ビッグデータから AI 、IoT まで幅広い領域を扱う Azure の認定のほうが大変なはずです。 おそらくWindows Server の世界をさらに7つの領域に分解し、深さを求めた以前の MCSE に対して IaaS や AI 、データとそれだけでも非常に広い領域となるものを1つないし2つ程度の試験に丸め込んだ結果、概要ないし概念的な知識の確認の試験にとどまざるを得なかったのかなと思います。

色々書いていますがクラウドは3か月・6か月のスパンで中身は大きく変わっていくものですし、Azure の試験は今位のレベル感、何が出来るのかどう使えばよいのか知っていればOK、で丁度良いと考えています。 1つのAzureの認定ごとに細かい設定やあーキテクタを問う7つもの試験があったらそれはそれで大変ですし、細かいことを知らなくても手軽に機能を使うのがクラウドのコンセプトとなります。

2. Azure の資格を全部取って良かったこと

2.1. Azure の各サービスの使い分けが理解できる

これは DP-200 / DP-201 の認定で特に実感出来たのですがデータベースの使い分けを問題を通して考え、理解出来たことです。 Azure ではSQL を使えるデータベースが何種類も、NoSQLなデータベースも複数種類あります。 OLAPやOLTPのような使い方、性能や可用性やコストなどの要件に応じてどう使い分けるかよく理解出来るようになりました。

また、これはMicrosoft に限らずベンダー試験というのはそのベンダーが使って欲しい機能や使い方がより多くの問題として提示されます。 ベストプラクティスとも言えますがそれを試験を通して自分の頭で考え、悩んでいくことで腹落ち出来たと思います。

最近携わっていたIoTでは最初にベストプラクティスありきでどうしてこのサービスを利用するのか?と深く考えずにいたことがあったのですが試験を通して理解が深まった部分がありました。

2.2. 未知の分野を体系的に理解出来る

AIやデータサイエンスの分野は未知の分野です。 書籍などで概要だけを把握しているような状態。 そのような状態から資格を通してAzureにおけるAIやデータサイエンスの要件定義と基本設計の考え方、ポイントを把握出来ました。

実装スキルはまだまだですがアーキテクチャを自分で考えられる基礎は身につけられたと思います。

2.3. 危機感を持てること

すべてのAzure 資格を取得して思うことはいかに自分が何もわかっていない、もっともっと勉強しなければならないと危機感を持てることです。 試験を受けている最中にいつも感じること、知らない単語を見たときや技術はしっているのに問題の問いに対して自信を持った回答を提示できないとき、自分が知らないことがまだまだある!という思いばかりです。

ただ、”わかっていない”にもレベルがあると考えています。 1つは何がわかっていないかもわからないレベル。 次が全体像はみえている、その中でわからない領域を認識できているレベル。 今回の11の認定、IaaS/PaaSからビッグデータ、AI、セキュリティ、DevOpsなど幅広い領域、を通して何がわかっていないかが見えてきたかなと考えています。 

パブクリッククラウドの世界に身を投じて3年がたちました。 Azure 以外にも Alibaba Cloud や Google Cloud Platform 、 AWS の知識や技術を学んでいく必要があります。 やることが、やるべきことが沢山あることはいいことなんだと半分自分に言い聞かせていますw。

3. 今後の予定

次は Microsoft 365 の認定試験です。当初、以下の4つの試験の認定を目標としました。 MS-203 だけが残っています( 一度チャレンジし、不合格)。 Exchange はオンプレもOnline もそこそこ経験があったのですが NG でした。 

3つのFundamental (AZ-900,AI-900,DP-900) ですが AZ-900 は先日合格しました。 AI-900 と DP-900 はまあ時間があれば受けてみようかなという感じです。 Azure の認定のラーニングパスやスキルアップのプランを他の誰かに説明をする場面を考えると、その登竜門となるFundamental の中身を体験することに意義はあります。 試験コストがもったいないですが受験する予定です。

あとは AZ-600 : Microsoft Certified: Azure Stack Hub Operator Associate です。 Azure Stack は触ったことも触る機会も当面なさそうです。 だからこそ MCP を通して知識を頭にいれておこうと考えています。 Microsoft Docs はマニュアルなのでただ読んでいるだけだと眠くなるのと、MCP という試験をとおして Microsoft が考える使い方、使って欲しい特長ある機能などを把握したとおもいます。 2021/3 中には受験したいと考えていますが他にも G-検定や CISSP や AWS SAP など色々あるのでもしかすると 4月以降になるかもしれません。

4. 試験の受験記

各認定について試験範囲や学習のポイントなど今後受験する方向けに規約違反にならない範囲で紹介出来ればと考えています。

4.1. DP-300 の受験記

DP-300 はSQL Server が中心となる試験です。 オンプレミスから Azure SQL への移行の話、Azure SQL のチューニングやトラブルシューティング、モニタリングの話、Azure SQL の使い分け(Standard/Business/Premium、 Serverless 、HyperScale、SQL on VM)、SQL そのものなど SQL Server に関することだけが問われる試験です。  Azure でのSQL Server 経験はほとんど無いのですがオンプレミスでは腐るほど(コンピュータなので腐るという表現はおかしいか)SQL Server を提案、設計、構築してきたので対策無しでなんとかなるかなと受けてみたのですが1回目は不合格でした。 試験としては手応えはあったのですがダメでしたね。。。 点数は683点、合格が700点なのでもう少しでした。 

そんな DP-300 ですが 一ヶ月後の 2020/9/5 に再チャレンジし 764 点で Pass することが出来ました。 前回わからなかったところをMicrosoft Docs から確認し臨みました(一ヶ月前の試験となると何がわからなかったか記憶が薄れておりギリギリの合格でしたが。。。)。 問題は48問で前回出ていなかった問題は10問ほどあった感じです。 ベータ版ということで試験後に10分間のレビュータイムがあり、何個か Feedback しました。回答は3つ指定なのに2つしか選べない問題があったよ、難しすぎる or 優しすぎるよ、など少しでも試験の品質向上に貢献できるよう回答しました。 なお試験は現時点では 英語 のみでの提供となっていました。 

4.2. AP-120 の受験記

AZ-120 は SAP のWorkload に関する試験です。 こちらも詳細は別の記事で書かうと思いますが、SAP はあまり経験のない中での試験ということで逆に新鮮味があり事前の準備など楽しく進めることができました。 受ける前はSAP なんか知らんよとビビり気味というかやけくそ感はあったのですが実際受けてみるとSAP についてはそれほど深い知識を問われることもなく、いわゆる基幹システムをAzure 上にどう実現するか? が問われた試験だったかなと。 結果は合格でした。

4.3. AZ-900 の受験記

AZ-900 は MS-900 を受験するついでに受けてみました。 すでにAZ-900 の上位の認定を受けているので技術力の認定という点ではあまり意味はないのですが、AZ-900 の中身を知ることでAzure をこれから始める技術者へ適切なアドバイスをだしたいというのと、AZ-900 認定者のレベルを実感することで今後の仕事、Project 体制の検討など、に役立てたいということがありました。 なお、点数は800点。 全く対策せずに受験したのですが、もっと高得点がとれるかと思っていたのでまだまだ研鑽に励む必要があるなと反省する良いきっかけとなりました。

4.4. MS-900 の受験記

MS-900 は Microsoft 365 に関する試験です。 Microsoft 365 は旧称 Office 365 (メールやSharePointやストリーミング、Analyticsなど)、Windows 10 サブスクリプション、EMS(Intuneなど)の複合パッケージです。 一言でいえばコンピュータでのOA 業務に必要なものが全て揃っています。 また、Microsoft 365 は Windows Virtual Desktop の使用のための1つの条件となっています。 せっかくMicrosoft 365 を購入するのであれば Microsoft 365 のすべての機能をフル活用することが重要と言えます。 そんなわけで MS-900 を受験し無事合格しました。 試験の詳細なレポートは以下のの記事にまとめました。

4.5. AZ-102/302 の受験記

Azure Solutions Architec Expert の認定を受けるには現在は AZ-303AZ-304 の2つの試験の合格が必要です。  私は、2019年に過去の MCP 認定からのアップグレード試験 AZ-102/302 の2つの試験をとおして Expert 認定されています。 その際の記録を以下の記事にまとめています。

4.6. DP-100 の受験記

Azure の Machine Learning サービス群に関する知識&技術を問う DP-100 です。受験の記録はの記事に書いています。

4.7. AI-100 の受験記 

Machine Learning に関する DP-100 に体して、この AI-100 は Azure の AI 系のサービス、Congnitive Service など、の利用方法をとう知識です。 Engine を一から作る技術というよりは、Azure が提供する出来合いの Engine を利用する話となります、かなりざっくりと言うと。

4.8. MS-500 / MS-100 / MS-101

Microsoft 365 の Expert 認定を取得するには合計3つの MCP 資格の合格が必要です。 私は選択出来る試験からはセキュリティのMS-500、あとは Expert 認定で必須の MS-100 / MS-101 の3つを受験しています。 受験記は以下記事となりますが、個人的には MS-XXX の試験は Azure のMCP より何倍も難しい!というのが感想です。

以上